「お前はここに行け」で決まった就職。
高校卒業後は働こうとは思っていましたが、当時は自分の将来のことなんてほとんど何も考えていませんでした。就職先はどこでもいいと思っていましたし、アルバイトでもいいかなと思ってたくらい。なにが自分に合っているかもわかってなかったので、就職に対して全くと言っていいほどこだわりもなく、父親の大工仕事でも手伝おうかななんて考えていました。
当時の進路担当の先生から「お前はここに行け」と言われて紹介されたのがグッド・コムです。
半ば強引に(?)進められた感はあるのですが、父親に相談してみても、「お前は大工よりグッド・コムの方が向いているから、まずは受けてみろ」と。
私「グッド・コムって何屋さん?」
父「ケータイ屋さん」
私「へー、わかった。受ける。」
その当時のやりとりはこんな感じでした。(笑)
高校3年生の9月には面接が始まって、お祭り頃には気が楽になっていたので、割りと早い段階で内定をもらったように記憶しています。
当時、ドコモのケータイを使ったことがないどころか、いつも家電量販店でケータイを買っていたので、ケータイショップに入ったことすらなかったんです。ですから、職場の雰囲気やどんなお仕事をするのかも全く想像もつかない状態で入社しました。
苦悩を乗り越え、自信を得る。
入ってみると先輩方がみんな優しくて、溶け込みやすい職場でした。周りの人もこの仕事に向いてると言ってくれてたので、自分にとっては天職なのかなと感じていましたが、これまで順風満帆できたかというと決してそうではありません。
2年目、西条店から土居店に移動になり、そこで初めて同期と同じ職場で働くことになりました。西条店にいた頃は同期がいなかったので、競う相手もいない状態。でも、土居店では他の同期と比較されてしまうこともありました。
私は負けず嫌いなので、自分なりに頑張っていたつもりがうまくいかず空回り。自信を失い、「この仕事向いてないのかな?」と考えるようになりました。あんなにみんなから「向いてる」って言ってもらってたのに。(笑)
そんな時、ある試験を受けることになりました。
仕事で悩んでいた時期だったし、当時私が苦手としていた分野だったのでとても不安でしたが、先輩たちが一緒に遅くまで残って試験勉強を手伝ってくれて、なんと一発合格!
その試験を通して苦手意識が消え、コツを覚えることができました。
それとなにより大きかったのが、「先輩たちが助けてくれる」ということを知れたことです。
「自分からどんどん質問しよう」「聞けば教えてくれるんだ」という、今思えば当たり前のことに、その時気づきました。本当に感謝です。
それまで苦しい想いをしていましたが、あの経験で「私はここでやっていける」と実感できたんです。
大好きな夏を犠牲にして得た達成感。
私、夏が大好きなんです。
きれいな海で泳いだり、みんなでバーベキューをしたり。日差しが強くなっていくに連れて外に出たくなるというか。(笑)
今年の夏も目一杯楽しむつもりでしたが、それが犠牲になりました・・・。(笑)
ドコモが主催する応対コンテストがあったんです。愛媛大会が夏に行われたため、その準備で夏が潰れました。腹をくくって挑もうと思い、練習に明け暮れましたがなかなか身につかず、正直逃げ出したくなることも。
できない自分が悔しくて、気分がどんどん落ち込んでいったのですが、それでも頑張れたのはみんなが一緒になって頑張ってくれたからです。なんとか結果を出したいと思い、いざ大会に臨んだら、なんとグランプリを受賞してしまいました!
その後の四国大会では、なんと準グランプリ受賞!
例年のように夏を満喫することはできず、コンテストに費やした毎日でしたが、みんなの協力、応援のおかげで賞をいただくことができ、本当によかったと思っています。
全部ひとりでできたときの達成感
最初のころはお客様に言われたことのほとんどがわからなくて、先輩に質問しながら応対していましたが、初めて一人で全部できたときはすごく嬉しかったです。「全部ひとりでできた!」って。お客様からも感謝していただけたので、達成感を感じることができました。 また、一度対応させていただいたお客様が、自分宛てにまた来てくださって契約までしてくれたときも嬉しかったです。]
今後の課題は「提案力」。
入社して2年が経ち、お客様のリクエストに応えることはだいぶできるようになってきましたけど、こっちから何かを提案するのがちょっと苦手です。今後はそのあたりを頑張っていきたいと考えています。
憧れの先輩との出会い 努力の仕方を学びました。
私には目標とする先輩がいます。
その先輩は今は課長に昇進し、ショップに出ることもなくなりましたが、四国中央店勤務時代に3年間、一緒に働いていました。その方から多くのことを学び、今があります。今の私は当時の先輩の立場に近づきつつあるので、その先輩に早く追いつきたいというのが目標ですね。
自分が仕事で行き詰まる度に、「あの人ならどうするだろう?」と考えることで打開策が見えたり、実際に助言を求めて助けていただくこともあります。
その方の動き方を今の自分の仕事に応用して実践してみると、実際に結果が表れることも少なくありません。
引っ張っていくこと 盛り立てていくこと
副主任という立場になって、悩みの種類が変わったように思います。
新人時代は自分のことばかりで悩んでいたのですが、今はお店全体、会社全体を見て「自分がどう動けばみんなが楽しく働けるか」ということを考えるようになりました。
伝え方一つとっても、なるべく楽しい雰囲気で伝えたいですし、でもそれが受け手によっては「おふざけ」にしか見えないってこともあるだろうし・・・。
自分の新人時代を思い返してみても、伝え方一つでやる気スイッチが入るときもあれば、むしろやる気が下がることもありました。
一人ひとりをしっかり見つめて、どうすればやる気を出してもらえるか、結果を出してもらえるか、楽しんでもらえるかを考え、全体を盛り立てていきたいですね。
もちろん、私個人としても現場の最前線に立ち、考えて動き、周りを引っ張っていけるように頑張りたいです。それをやるにはプレッシャーを感じることもありますが、私があの先輩に引っ張ってもらったように、これからは自分が引っ張っていきます。
求職者の方へ
ケータイショップで働くのは大変そうなイメージがあるかもしれません。しかし、先輩たちはみんな優しいですし、サポートしてくれますよ。
また、何かを成し遂げたときの達成感はひとしおです。頑張った分は自分に返ってきます。
ドコモショップで身につけたことは、人生のいろんな場面で活きます。結婚生活だったり子育てだったり。私のように何も考えずに飛び込んでみてもきっと楽しいですよ!(笑)
笑顔で人と話せるコなら大丈夫!一緒に頑張りましょう!